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【原子力安全・保安院】2006.09.25 発表

18年4月〜6月の再処理施設環境放射線管理状況を原安委に報告

 原子力安全・保安院は再処理施設の平成18年4月から6月までの環境放射線管理状況をまとめ、18年9月25日開催の第60回原子力安全委員会に報告した。
 この報告は(1)(独)日本原子力研究開発機構・東海研究開発センター・核燃料サイクル工学研究所の再処理施設と(2)日本原燃(株)再処理事業所・再処理施設の海洋放出口周辺の海水、海底土、海産生物、漁具など保安規定で定められたものについて、放射性物質の種類別濃度や表面の放射性物質密度の測定結果を示したもの。
 今回報告されたデータでは、(1)については海産生物、(2)については気体状ベータ放射能濃度について、過去の変動幅をわずかに超えたものがあった。
 ただし(1)については過去の変動幅を下回ったものであること、(2)についてはモニタリングステーション室久保局で6月10日の12時~13時の1時間平均値のみ、定量下限値ぎりぎりの1立方メートル2キロベクレルと測定されたものの、他の地点、期間は全て定量下限値以下であったことから、いずれも「問題となるものではない」と評価されている。【原子力安全・保安院】

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