（財）日本産業デザイン振興会は、２００６年１０月２日、同年度のグッドデザイン賞を決定した。
　グッドデザイン賞は、１９５７年に旧通商産業省が創設し、９８年から（財）日本産業デザイン振興会が主催する世界有数の歴史と実施規模を誇るデザイン賞で、０６年度は総応募案件２，９１８件の中から１，０３４件（内訳：商品デザイン部門８５４件、建築・環境デザイン部門１０１件、コミュニケーションデザイン部門３０件、新領域デザイン部門４９件）が受賞した。
　この中には、グッドデザイン賞「ベスト１５」、「エコロジーデザイン賞」、「ユニバーサルデザイン賞」などの特別賞が含まれており、エコロジーデザイン賞には、トナーカートリッジのリサイクルシステムを研究した（株）リコーのデジタルカラー複合機用トナー「ＲＩＣＯＨ　Ｉｍａｇｉｏ　トナー　タイプＣ２」、（独）産業技術総合研究所が開発した竹外装によるカード型無電源光音声情報端末「アイミュレットＬＡ」が選ばれている。
　また、「ベスト１５」の中にも、エコロジーデザインとしての品質が評価された、三洋電機（株）の充電式ニッケル水素電池「ｅｎｅｌｏｏｐ（エネループ）」とその単３・単４形対応充電器「ＮＣ−ＴＧ１」、三菱地所（株）による持続可能な都市開発プレゼンテーション空間＋カフェ「大手町カフェ」が含まれている。【経済産業省】