【水産庁】2006.10.13 発表
水産庁は平成18年10月13日、多種類の魚種を対象とした「日本海西部・九州西海域底びき網漁業(2そうびき)包括的資源回復計画」を公表した。
「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の積極的な回復を図るための資源管理の取組みの一環として策定されているもの。特定の魚種に着目した「魚種別資源回復計画」と、特定の漁業種類により漁獲される多種類の魚種を対象とした「包括的資源回復計画」があり、「包括的資源回復計画」の作成は今回が初めて。
この計画は、主要漁獲物の資源水準が低位にある日本海西部・九州西海域で操業する沖合底びき網漁業と以西底びき網漁業を対象とし、回復計画終了後の有用底魚資源1網あたりの漁獲量を引き上げることを目標に設定。
18年度から23年度まで、(1)沖合底びき網漁業での減船、漁船の小型化、小型魚を選択的に獲り控えるための漁具改良、(2)以西底びき網漁業での休漁期間の設定、保護区の設定、減船、(3)種苗生産技術が確立されているマダイ、ヒラメなどの積極的培養、(4)漁場環境保全−−などの資源回復措置を実施または検討していくとしている。【水産庁】
http://www.jfa.maff.go.jp/release/18/101301.pdf
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