【フランス】2006.10.04 発表
フランスのドビルパン首相は、10月4日、記者会見において、イノベーションと持続可能な発展を結びつける環境政策パッケージを発表した。
同首相は、フランス南部で西ナイル熱のような新しい病気が発生したことは、温暖化の疑いようも無い兆候だとして、様々な取組みを盛り込んだ「環境協約」を提案する。
この中には、国民全体、企業、地方自治体、国に関する対策が盛り込まれている。具体的には、「持続可能な開発口座」を創設して約100億ユーロの資金を調達し、住宅での省エネ対策等に融資すること、クリーン燃料の開発促進(2015年までに、バイオ燃料の生産量を2005年レベルから倍増すること)、再生可能エネルギーを活用した集合住宅用暖房システムに対する支援、ハイブリッドディーゼルエンジンの研究開発の促進など。
ドビルパン首相は、環境とイノベーションは、明日の雇用を創出するものだと強調している。【フランス首相府】
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