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【国連】2006.10.13 発表

ロッテルダム条約第3回締約国会議開催 クリソタイル・アスベストの追加については合意できず

 ロッテルダム条約第3回締約国会議がスイスのジュネーブで10月9日~13日に開催され、100カ国以上の政府代表者が参加した。
 会議では、クリソタイル・アスベスト(温石綿、白石綿)を対象物質のリスト(PICリスト)に追加するかどうかを中心に議論されたが、今回は合意が得られなかったため、最終決定は2008年に開催される次回の締約国会議に延期された。現在、PICリストには39種類の有害化学物質が指定されている。
 クリソタイル・アスベストは主にセメント製品に用いられ、世界中の石綿消費量の94%の割合を占める。世界保健機関(WHO)によると、アスベストが原因の疾病による死亡者は少なくとも年間9万人とされ、国際労働機関(ILO)では2006年6月14日に、将来のアスベスト使用の廃止等に関する決議を採択した。
 今回の締約国会議では、他に、技術支援や資金調達、不遵守、他の条約や機関との協働について話し合われた。
 次回の締約国会議では、トリブチルスズ(TBT)とエンドスルファンをPICリストに追加するかについても話し合われる予定である。【UNEP】

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