（財）日本産業デザイン振興会は、２００６年１０月２５日、同年度のグッドデザイン賞大賞として三菱自動車工業（株）の軽自動車「ｉ（アイ）」を選定した。
　グッドデザイン賞は、１９５７年に旧通商産業省が創設し、９８年から（財）日本産業デザイン振興会が主催する世界有数の歴史と実施規模を誇るデザイン賞。　
　０６年度は総応募案件２，９１８件の中から１，０３４件（内訳：商品デザイン部門８５４件、建築・環境デザイン部門１０１件、コミュニケーションデザイン部門３０件、新領域デザイン部門４９件）が受賞。コミュニケーション部門の受賞デザインの中には環境省の「ふろしきを使ったレジ袋削減運動」も含まれていた。
　大賞を受賞した「ｉ」は、エンジンを後輪車軸前に配置した「リヤ・ミッドシップレイアウト」を採用したことにより、居心地のよさと全方位からの衝突安全性の両立を可能としたほか、基本フォルムやラインの美しさ、質感による味わいなど、長く愛されるデザインを心がけ、製品の寿命化をめざしている。【経済産業省】