【国土交通省】2006.10.27 発表
2006年10月23日から27日まで、ロンドンで国際油濁補償基金総会が開催された。
同基金は、座礁したタンカーから流出した油により大規模な損害が発生した1967年のトリー・キャニオン号事故を契機として採択された国際条約に基づき、78年にロンドンに設立された国際機関。タンカーによる油濁損害が発生した場合、その損害は国際条約に基づき船舶所有者が賠償することとなっているが、一定限度額を超えた場合などには、国際油濁補償基金が被害者に補償を行う。
今回の総会では、07年予算、05年決算が承認されたほか、汚染損害が発生した(または発生のおそれがある)場合に講じられる油濁損害の防止措置費用請求の容認基準に関して議論が行われ、沈没船からの油抜き取りに関する詳細基準などを検討し、補償請求マニュアルに記載することが決定された。【国土交通省】
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/10/101027_2.html
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