【イギリス】2006.10.26 発表
イギリスのティムズ財務主席国務大臣、ハットン労働・年金大臣は、10月26日、アスベスト関連の疾病で苦しんでいる800人以上の犠牲者が補償金を全額確保できるようにするための法案を政府が提出することを発表した。
今回の決定で恩恵を受けるのは、現時点で800例と見込まれているが、この数は、今後50年間でさらに増加すると予測されている。今後3年間に必要なコストは1000万ポンドと見積もられているが、増加のペースを勘案すると、コストも4000万ポンドになると推計される。
なお、ターナー・アンド・ニューウォール社の労働者は、今回の決定により、国から被害者へ支払われた金額を賠償者が取り戻す制度から除外される。これは、同社の労働者に対して、より多くの資金が用意されることを意味している。【イギリス財務省】
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