【フランス】2006.10.27 発表
コートジボワールのアビジャンで健康被害を引き起こした有害廃棄物について、フランス政府は、その処理をフランスで引き受けることを決定した。
フランスは、健康リスクを封じ込め、化学廃棄物の処理方法を模索するため、9月8日から直ちに、専門家6名をアビジャンに派遣。また、コートジボワール当局は9月17日、汚染浄化と廃棄物処理をTREDIに委託した。汚染浄化作業により、現在、アビジャン周辺の様々な地区に流出した炭化水素の回収が可能となった。
汚染浄化作業の結果として発生した6000トンの廃棄物については、コートジボワールに処理用の特殊施設がないため、フランスが輸入し、イゼール県のサレーズにある処理会社に運ばれる。なお、フランスでは、2006年、6百万トンの危険産業廃棄物が処理されている。
オラン大臣は廃棄物処理に関するEU規制の強化を望む書簡を、欧州委員会のディマス環境委員、フィンランドの環境大臣に送った。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
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