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【環境省】2006.11.10 発表

大阪府が実証試験対象の小規模事業場向け有機性排水処理技術2件を選定

 18年度の「環境技術実証モデル事業」のうち、厨房・食堂、小規模食品工場向けの有機性排水処理技術の実証試験実施機関に選定された大阪府は平成18年11月10日、実証試験の対象となる技術として、日東鐵工(株)の「垂直重力式油水分離器(VGS)」と、(有)KOMATSUの食品残さ回収システム「ラクッちゃ~」の2件の技術を選定したと発表した。
 環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
 同事業では、事業開始後2年間は評価費を原則国が負担するが、事業開始後3年以上経った技術分野については、実証試験にかかる費用が申請者負担の体制に移行するため、15年度に事業を開始した(注1)小規模事業場向け有機性排水処理技術分野の実証事業では、今回から実証試験実施にかかる実費が申請者の負担となる。
 また同分野の対象技術は、日排水量50立方メートル未満の小規模事業場である厨房・食堂、食品工場などからの有機性排水処理技術のうち、低コスト・コンパクト、メンテナンスが容易、商業的に利用可能−−などの要件を満たすものとされていた。
 今回選定された2技術については、技術ごとの実証試験計画策定後、実証試験を実施し、18年度末までに試験結果報告書がまとめられる予定。

(注1)3年めにあたる17年度には、事務的業務を新たに担当する事業運営機関を公募を経て(財)日本環境衛生センターに決定し、同センターが新体制での試験要領策定などを行っていた。【環境省】

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