【イギリス】2006.10.30 発表
イギリス財務省が発表したスターン・レビュー報告書を踏まえ、イギリスのミリバンド環境大臣は、気候変動法の制定がイギリスの気候変動対策戦略の基盤となるという考え方を示した。
大臣によれば、気候変動法は、長期的な目標や排出削減の枠組みを示すもので、企業が将来のプランを立てるときのベースとなるという。同法に盛り込まれる基本的な要素は以下の4点。
●2050年までにCO2排出量を60%削減する という政府の長期目標を法律上の目標として規定。途中段階の目標についても検討。
●経済全体を見渡して、政府と共に排出削減に取り組む、独立の機関として「炭素委員会」を創設。
●目標達成のために必要な新しい排出削減対策を実施する権限の付与。
●政府の議会への報告など、モニタリング、報告制度の改善
法制化については、できる限り早く、議会に提出する予定だという。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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