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[海外エコニュース一覧]

【ドイツ】2006.11.09 発表

アルプス会議開催 気候変動に対する適応戦略の開発などを採択

 11月9日、オーストリアのアルプバッハ市において、第9回アルプス会議が開催された。会議には、アルプス地域の国の環境大臣及びEUの代表らが集い、アルプス地域における気候変動の影響やヨーロッパの山岳地域のための適応戦略の開発を重点に、国境を越えた共通の山岳政策について話し合った。会議での決定事項は次のとおり。
●気候変動に対する適応戦略づくりための学術プロジェクトを開始。今後2年間に、観光、交通、農業といった重点分野への気候変動の影響を予測し、アルプス地域の特色に即した対策をまとめた行動計画を作成する。タイムスケジュールも盛り込む。
●2008年の次回のアルプス会議までに、気候変動による水分野への影響に関する報告書を作成。
●貨物輸送手段として使用されている、アルプスを南北に横断する交通網を、道路から鉄道に変更する。既に、ブレナー地域では道路から鉄道へ貨物輸送手段が変更されており、他の8つの交通網でも同様の取り組みを進める。
 気候変動は、特にアルプス地域に大きな影響を与えている。最新の予測では、この地域では、今世紀末までに4度以上、気温が上昇するとされ、この傾向が続くと、2070年には、アルプス地域の氷河は全て溶解してしまう。降雨量も増加し、山岳地帯の地盤の安定性も大幅に減少するという。【ドイツ連邦環境省】

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