【イギリス】2006.11.16 発表
ケニアのナイロビで開催された気候変動枠組み条約締約国会議において、イギリスが資金援助した国際的な報告書「移動性野生動物種と気候変動:環境変化の野生動物への影響」が発表された。これは、同会議でのボン条約(移動性野生動物の種の保全に関する条約)事務局主催のイベントで公表されたもの。
報告書は、先例のない気候の大変化が、温度や降雨の変化といった形で直接的に、あるいは、火災やハリケーンなどの障害を通じて間接的に、野生生物やその生息地に影響を及ぼすとしている。植物の春の開花や芽吹きは、10年ごとに平均2,3日早まってきており、野生動物の季節的な移動にも影響が出ている。
イギリスは、今後、気候変動の指標となり得る移動性野生動物種を特定し、これらの動物が直面している問題を明らかにする研究を委託する予定である。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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