【フランス】2006.11.24 発表
フランスで、オオカミの管理に関係する畜産事業者、団体、議員で構成されるオオカミ全国検討会が、11月22日に開催された。
検討会では、来季の展望について、特に、既存の対策を補足する試行事業の対象となりそうな家畜の保護策や、オオカミに関する知見について話し合った。
1992年の再来以来、オオカミはフランス・アルプスに定着し、その個体数は130~150頭と一定の増加傾向にある。欧州では概してオオカミが増加傾向にあるが、フランスでは、1992年以来、欧州諸国とは比べ物にならないほどの増加を経験した。
オラン大臣とビュスロー農水大臣は、この日、オオカミ管理の試行事業に関する提案を各県の検討グループと検討するよう、各知事に要請した。知事の回答は、2月初めに、オオカミ全国検討会によって検討される。政府は家畜の保護試行地区を3、4カ所決め、予防的な措置を2007年にテストする予定である。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
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