【国連】2006.12.06 発表
12月3日~6日、スリランカ・コロンボで、スリランカ・オゾン対策部と環境省が主催した会議が開かれ、オゾン層破壊物質が用いられた定量噴霧式吸入器(MDI)を段階的に廃止する戦略的アプローチについて話し合われた。
MDIは喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療に用いられている。先進国では高圧ガスに代替物質が使用されているが、多くの途上国では、オゾン層破壊物質であるCFCが用いられたMDIが輸入されている。途上国では成人の4分の1以上がCOPDに罹患している。
UNEP技術産業経済局ネットワーク政策マネジャーのメルクス氏は、途上国でMDIを生産している企業は、新技術の導入に関して様々なレベルにある と述べ、この機会を捉えて新しい技術の導入を図るべきだとコメントした。また、スリランカのデ・シルバ厚生大臣は、CFCフリーのMDIへの移行を促進するためには南―南協力が必要であると訴えた。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=496&ArticleID=5448&l=en
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