【環境省】2006.12.19 発表
平成18年4月から11月末までの累計で、全国でクマ類5,059頭が捕獲されていたことが環境省の18年12月19日付け発表であきらかになった。
5,059頭のうち、ツキノワグマの捕獲数は4,732頭(捕殺は4,251頭、非捕殺は481頭)、ヒグマの捕獲数は327頭(すべて捕殺)。
16年の捕獲数が2,546頭(ツキノワグマ2,241頭、ヒグマ305頭)、17年の捕獲数が1,175頭(ツキノワグマ719頭、ヒグマ456頭)だったことを考えるとツキノワグマの捕獲数が特に急増している。
また、18年4月から11月末までに人身被害が発生した件数は141件(ツキノワグマ137件、ヒグマ4件)、被害人数は147人(ツキノワグマ142名、ヒグマ5人)。
16年の人身被害件数97件(ツキノワグマ96件、ヒグマ1件)、被害人数111人(ツキノワグマ109人、ヒグマ2人)、17年の人身被害件数55件(ツキノワグマ53件、ヒグマ2件)、被害人数59人(ツキノワグマ56人、ヒグマ3人)というデータと比べると、人への被害も増加している。
なおツキノワグマが18年に人里に大量出没していることを受けて、環境省は「クマ類の出没に係る対応のあり方緊急調査専門家会合」を設置。クマ類出没による人身被害を減らすために、生息地周辺住民や自治体鳥獣行政担当者に注意してもらいたい事項をまとめた「クマ類出没対応マニュアル(暫定版)」を作成し、11月10日に公表している。【環境省】
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