【国連】2006.12.20 発表
今年の8月にコートジボワールで起きた有害廃棄物の不法投棄によって汚染された土壌9200トンを除去するには3000万ユーロが必要だが、少なくとも1500万ユーロが不足していることが明らかになった。これは廃棄物をフランスへ運び、処理するために民間企業に支払われるための費用。コートジボワールは、国民の大半が日1ドル以下で生活する最貧国であり、コートジボワール政府は、必要額の半分(1500万ユーロ)しか確保できないとしている。
今回の不法投棄により現地の人々10名が死亡し、数千人が健康被害を受けた。政府は「プロボ・コアラ号」から投棄された有害廃棄物を処理し、環境や健康に対する影響評価を行う、「国家戦略計画2006-2009」を策定した。
しかし、さらに3200トンを除去する必要があるともいわれており、UNEPのシュタイナー事務局長は国際的な資金供与を呼びかけている。【UNEP】
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