【ドイツ】2007.01.16 発表
環境報告書は4年毎に作成されており、今回の報告書では、過去4年間の環境政策に関する見解と、緊急を要する環境問題を解決するための戦略が示されている。
報告書内の各章のタイトルは、「困難な気候政策のために」、「持続可能なエネルギー政策の促進」、「資源保護」、「自然保護・自然利用」、「環境に配慮したモビリティの形成」、「健康な環境−健康な人々」となっている。
報告書によれば、エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合は、引き続き、増加している。総エネルギー需要に占める再生可能エネルギーの割合は4.6%となっており、連邦政府が2010年の目標にしていた4%を上回っている。
一方で、自然保護については、過去4年間、トレンドの変化が見られない。生物種、生息地および遺伝子レベルの多様性は、ドイツ及び世界で減少している。ドイツでは、固有の動物種の40%が存続の危機にさらされており、3%が既に絶滅している。生物多様性の減少を阻止し、同時に持続可能な利用を可能にするため、連邦政府は、今政権期間内に生物多様性のための包括的な国家戦略を策定する予定である。【ドイツ連邦環境省】
http://www.bmu.de/pressemitteilungen/pressemitteilungen_ab_22112005/pm/38534.php
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