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【国立環境研究所】2007.02.06 発表

国環研の研究情報誌、地球規模の海洋汚染に関する研究成果を紹介

 国立環境研究所の研究成果をわかりやすく紹介している情報誌「環境儀」の第23号「地球規模の海洋汚染 観測と実態」が2007年1月31日付けで刊行された。
 今回は同研究所のくぬぎ正行・化学環境研究領域・動態化学研究室主任研究員がインタビューに登場し、10年以上にわたる商船を利用した海洋汚染調査の歩みと研究成果を紹介している。
 海洋汚染に関する従来の調査は調査対象となる海域や時期が限られていたが、国環研は同一航路を何度も往復する民間商船に着目。商船に観測装置を搭載し、高頻度の調査を行うことで、地球規模の海洋汚染実態を初めて解明することに成功した。
 石炭運搬船を利用して観測した日豪間の調査では、農薬のHCHs(ヘキサクロロシクロヘキサン)の異性体の1つ、β-HCHの濃度が、日本から離れ赤道付近に近づくほど減少し、赤道以南は極低濃度であることを把握し、研究者間で議論となったという。
 「環境儀」第23号は、国立環境研究所のホームページから閲覧可能なほか、残部がある場合は冊子版の入手も可能。入手についての問い合わせ先は同研究所環境情報センター情報企画室出版普及係(TEL:029−850−2343)まで。また「国立環境研究所友の会」会員には刊行ごとに継続的に送付を行っている。【国立環境研究所】

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