第24回UNEP管理理事会とグローバル閣僚級フォーラムが2月5日～9日、ケニアのナイロビで開催される。
　一連の会議では、グローバリゼーションや貿易による、環境リスクとチャンスに重点をおいて議論する予定。グローバリゼーションや貿易は、前例のない富を生み出し、何百万もの人々を貧困から救い出している。その一方で、重要な森林や湿地、サンゴ礁などの生態系を含む幅広いコストの一部は、バランスシートからしばしば除かれてしまっている。同様に、自然が提供するモノやサービスの真の経済的価値は、国民会計や世界会計では見えてこない。会議では、グローバリゼーションを、さらに持続的で、賢明なものとするための道を探る。
　また、この他に、国連改革、気候変動、水銀の削減などについても議論を行う。
　なお、会議に先立ち、2月3日・4日には、UNEPと市民団体の代表が対話する「第8回グローバル市民社会フォーラム（GCSF)」が開催された。市民社会フォーラムには、65カ国から160名以上が参加した。【ＵＮＥＰ】