【国連】2007.01.30 発表
世界氷河モニタリングサービス(WGMS)の世界80カ所の観測調査により、山岳地域にある氷河が、2005年に、水当量換算で平均60センチ減少していることがわかった。1メートル水当量は、氷の厚さにして1.1メートルになる(平均)。
このうち30カ所の氷河については、WGMSが1980年以降、継続して調査を行っており、過去25年間の氷河の減少量は約9.6メートル水当量に上る。また、2000年以降の減少量は年平均60センチ水当量で、氷河が失われるスピードは、90年代の1.6倍、80年代の3倍以上になっている。
UNEPのシュタイナー事務局長は、調査結果について、「気候変動の結果、地球に生じている急激な変化を強調する」ものだと述べ、各国政府に対し、直ちに温室効果ガスを削減し、中長期的な戦略を実行に移すよう決意することを強く求めるものだ と述べた。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=498&ArticleID=5502&l=en
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