【水産庁】2007.02.15 発表
平成19年2月14・15日の両日、東京・霞が関の農林水産省庁舎内で開催された「第2回磯焼け対策モデル事業全国会議」で、磯焼けを改善するための技術的手法をまとめた「磯焼け対策ガイドライン」がまとまった。
磯焼けは、沿岸の岩礁帯から多年生の海藻類が減少、消失する現象のこと。原因は諸説あるが、いったん磯焼けが発生すると、海藻や貝類などの漁獲が減少するだけでなく、大気中CO2濃度への影響、生物多様性劣化、水質悪化など環境面にも悪影響を及ぼすことが懸念されている。
今回のガイドラインは、「何が磯焼けの原因か」、「どのような対策に取組めばよいか」を簡単に特定できるようにすることをめざしたもので、作成にあたっては東京海洋大学の藤田大介助教授を委員長とする検討委員会から、科学的知見に関するアドバイスを受けた。
全国的な問題となっているウニや植食性魚類の食害など、磯焼けの原因をつきとめるための調査法、特定した原因ごとの対策手法を解説するとともに、17都道府県の海域で実施した調査・実証試験の成果を対策事例として示している。【水産庁】
http://www.jfa.maff.go.jp/release/19/021502-01.htm
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