【水産庁】2007.02.28 発表
2006/07年の第2期南極海鯨類捕獲調査第2次調査の調査母船「日新丸(8,030トン、乗員148名)」で火災が発生し、調査機材などが著しく汚損されたことから、水産庁は今期同調査を中止すると07年2月28日に発表した。
「日新丸」では、07年2月15日未明に船内工場から火災が発生。乗員を他の調査船に避難させた際に行方不明になっていた1名が死亡していたことが17日に確認された。
なお、今期の南極海鯨類捕獲調査船団に対しては、米国の環境保護団体シーシェパードが07年2月8日から14日まで、発煙筒や有害薬物を投げつけたり、船体にシーシェパード側の船を体当たりさせるなどの妨害行動を行っていたことが、(財)日本鯨類研究所と共同船舶(株)が07年2月28日に公表した抗議文などであきらかになっている。
日新丸の火災と妨害行為の因果関係は、28日時点では確認されていないが、日本に入港後、海上保安庁が火災の原因を特定するための調査を行う予定。【水産庁】
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