【国連】2007.02.12 発表
アジア地域におけるオゾン層破壊物質(ODS)と有害廃棄物の違法な取引を撲滅するため、2006年9月1日にアジア地域18カ国の税関、環境担当省庁などが参加して始まった「空の穴修繕プロジェクト」。この取組みにより、中国、インド、タイなどで64.8トンのODSが押収されたことが発表された。
プロジェクトの第1フェーズでは、ODSの違法取引に焦点を当てて、メンバー国の税関や環境担当省庁の間で情報交換を行い、ODSの監視に役立った。
途上国では、2010年までに完全にODSの使用を廃止する予定であるが、完全禁止により違法取引が増大することが予想される。全ODS取引の10~20%近くは違法取引とされる。
なお、同プロジェクトの第2フェーズが3月1日から始まり、有害化学物質の違法取引に焦点をあてた活動が行われる予定である。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=392&ArticleID=5528&l=en
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