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【中国】2006.05.23 発表

中国 太原:土壌環境モニタリングで課題多い

 太原市は基本耕地土壌環境定点モニタリング都市の一つである。毎年少なくとも25のサンプリング地点を設置し、カドミウム、水銀、ヒ素、銅、鉛、クロム、亜鉛の7種類の重金属についてモニタリングを行うことになっている。ところが、同市が毎年このプロジェクトに割り振る資金は2万元しかなく、数年連続して規程に基づいた25地点でのモニタリングを完了できていない。
 同市の耕地面積は146万ムーである。深刻な水不足により、河川沿いの耕地は長年ずっと汚水で灌漑してきた。このため土壌汚染状況も深刻である。第10次五カ年計画期間における、全市の汚水灌漑面積は39.1万ムーで、灌漑総面積の50.3%を占め、灌漑区の土壌や農作物の質に対する危険はますます大きくなっている。
 経費の不足により、同市の土壌モニタリングは2004年に9検体しか分析できず、2005年に設置した15のモニタリング地点はいずれも国家要求に達さなかった。モニタリングデータによると、モニタリング地点の注意の基本耕地の環境質は農作物生長の需要に適するものであったが、汚染度は1級基準近くあり、水銀の汚染度はその他の物質よりもひどい。有害物質の分布を見ると、古くからの汚染灌漑区・都市の周囲で有害物質の分布が多い。この状況から、同市の土壌環境質改善には長期にわたる努力が必要であることがわかる。【中国環境報】

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