「武漢市第11次5ヵ年計画生態環境保護計画」が先日、武漢市政府で審議、可決された。同計画では、今後5年間に国家環境保護模範都市整備を主とし、重点的に7つの環境保護プロジェクトを実施し、その総事業費は約344.6億元。同7プロジェクトは次の通り。工業汚染源対策プロジェクトでは鉄鋼、化学工業、電力、セメント、製紙などの重点産業の汚染物排出を厳格に規制。石炭火力発電所脱硫プロジェクトでは、華中華能発電所、青山熱電併給、武漢鋼鉄発電所、世源熱電併給など企業の脱硫集塵施設建設を推進する。都市汚水収集処理プロジェクトでは、13ヶ所の汚水処理場と関連管網を整備し、汚水集中処理率を第10カ五年計画末の37％から70％以上まで引き上げる。都市生活ゴミ処理プロジェクトでは、6ヶ所の都市生活ゴミ処理場を新設、増設し、2010年までに生活ゴミ無害化処理能力を日量7750トンとする。中心市街区域湖沼生態回復プロジェクトでは、38の湖沼に対し全面的に汚染処理と整備を行い、市街区域の汚水や異臭をなくす。区域環境総合整備プロジェクトでは、青山重工業地区と易家トン（トンは土偏に敦）化工区の汚染負荷を低減する。生態保護・建設プロジェクトでは、主要市街区域の園林緑化を強化し、九峰都市森林保護区を建設し、湿地と自然保護区の面積を拡大する。【中国環境報】