【環境省】2007.03.12 発表
開発途上国の若手環境行政担当者に、水俣病の経験を伝えるための環境省主催のセミナーが平成19年3月13日から19日にかけ、熊本県水俣市と新潟県新潟市で開催される。
同省は開発途上国に水俣病の経験から得た公害対策の必要性を伝えるため、8年度からこれまでに、インドネシア、フィリピン、タイ、中国、ヴェトナムで「水俣病経験の普及啓発セミナー」を開催してきたほか、15年度からはこれらの国の行政官を日本に招聘し、研修を行ってきた。
今回のセミナーは、インドネシア、フィリピン、タイ、ヴェトナム、中国、シンガポール、マレーシア、韓国の8か国の若手環境行政担当者16名を招へいし実施するもの。
水俣市立水俣病資料館、国立水俣病総合研究センター、(財)水俣病センター相思社、熊本県環境センター、水俣湾埋立地、新潟県立環境と人間のふれあい館、阿賀野川流域などの見学、水俣病、新潟水俣病の概要、水俣湾の公害除去・防止事業に関する講義、語り部の講話−−などのプログラムを通じて公害未然防止の重要性などを伝え、参加者にそれぞれの国での環境保全施策に役立ててもらうことをめざしている。【環境省】
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8146
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