【原子力安全・保安院】2007.03.09 発表
原子力安全・保安院は平成19年3月9日、東京電力(株)福島第一原発第5号機、中部電力(株)浜岡原発第3号機、日本原子力発電(株)敦賀発電所2号機の第2回定期安全管理審査について、(独)原子力安全基盤機構から報告された審査結果に対する保安院としての評定結果をまとめ、公表した。
定期安全管理審査は原発設置事業者が実施した定期事業者検査の実施組織、検査方法、工程管理、検査にかかわる教育訓練など−−の品質保証・保守管理に関するルール300項目以上への適合性について、(独)原子力安全基盤機構が抜き打ち的手法も使って審査。審査結果を国が「A(不適合事項がなく、品質マネジメントシステムが機能)」、「B(軽微な不適合があるが品質マネジメントシステムは機能)」、「C(重大な不適合ありで品質マネジメントシステム機能していない)」3段階で評定を行うとしている。
今回発表分の総合評価では、改善が必要と判断された事項が、福島第一5号機と浜岡原発第3号機で各1件、敦賀2号機で2件みつかったとされたが、総合評価はいずれも「評定B」と判断された(注1)。
(注1)東京電力では、福島第一原発で流量計設計図書の誤りなどが判明したため、同社全原発について計器再点検が別途行われている。【原子力安全・保安院】
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