【フランス】2007.02.28 発表
フランスの海外県ギアナに、政令(2007年2月27日付けデクレn° 2007-266)により、アマゾン公園が設立された。同公園はフランスで8番目の国立公園。
公園の面積は339万ヘクタール、このうちコアゾーンは203万ヘクタールで、特に生態学的に価値の高い原生林が含まれている。公園は5つの市町村をカバーし、住民は7000人に上る。
同公園の設立は13年間に及ぶ調査によるものであり、ヨハネスブルグ・サミット時にシラク大統領により、再び検討された。
ギアナの森林は、EU唯一のアマゾン熱帯林。ブラジルからギアナへと広がるギアナ高原は生物多様性の豊かな高地で、地域住民は森の恵みを利用した伝統的な暮らしを営んでいる。
コアゾーン周辺の「同意エリア」を構成する地域は、持続可能な開発を目指す地域となる。その方針は市町村と検討され、「公園憲章」に示される。
ギアナ公園と国境をはさむトゥムクマケ公園(ブラジル)は連携を強化する方針で、この2つの公園をあわせると、陸上では世界最大級の保護区となる。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
http://www.ecologie.gouv.fr/Le-parc-amazonien-de-Guyane-est.html
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