【EU】2007.03.21 発表
欧州横断型輸送・エネルギー・テレコミュニケーション網の整備に向けた統合的なアプローチを策定するため、欧州委員会バローゾ委員長のイニシアチブにより運営委員会が設立され、1年に及ぶ検討を経て、声明が発表された。
運営委員会は、バロ委員(運輸担当)を議長とし、レディング委員(情報社会・メディア担当)、ディマス委員(環境担当)、ピエバルグ委員(エネルギー担当)などがメンバーとなっていた。
声明は、3つの欧州横断網それぞれに関する現状を示し、各横断網間に発生しうるシナジー効果、これらの開発と環境との調和方法、資金提供方法の改善策などに触れている。欧州委員会は、こうした欧州横断網の建設と持続可能な発展を両立させることに関心を抱いている。これらの完成により、2020年までに、輸送に起因するCO2 630万トンを削減できるとしている。輸送事業には、環境影響の小さい方法(鉄道、内水輸送)が活用される。ディマス環境委員は、再生可能エネルギーの利用と結びつけることで環境影響を削減できると強調し、また、各インフラ整備計画は戦略的環境分析の対象となること、騒音、水質、動植物保護の法令を遵守しなければならないことを指摘した。【欧州委員会環境総局】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.