【国連】2007.03.29 発表
UNEP持続可能な建築・建設イニシアティブ(SBCI)は、4月2~4日にモロッコ・ラバトで開催されているSBCI年次総会において、建物からのCO2排出削減に関する新しい報告書「建物と気候変動:現状、課題、チャンス」を発表した。
建築部門は、世界のエネルギー利用量の30~40%を占める。建物に関するエネルギー消費量のうち、冷暖房や照明など建物の利用に伴うものが80%以上を占め、建設時のエネルギー消費量は20%以下に過ぎない。
これを踏まえて、報告書では、断熱、日よけ、エネルギー効率のよい照明や電化製品、換気といった既存の技術を活用することや、教育・普及啓発キャンペーンを行うことを勧めている。
また、先進国では、既存の建物のエネルギー消費量を削減することで、CO2排出量の削減が可能となる。中国のような経済振興国では、新しい建物の建設が進んでおり、エネルギー効率の良い建物を建てることが課題だとしている。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=502&ArticleID=5545&l=en
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