【原子力安全・保安院】2007.04.06 発表
原子力安全・保安院子力安全・保安院は平成18年度に発生した原子力施設でのトラブル状況をまとめ、19年4月6日付け発表した。
18年度に報告されたトラブルの件数は17年度と同じ15件で、すべて法律に基づく報告によるもの。通達に基づく報告はなかった。
また原子炉1基あたりのトラブル件数も17年度と同じ0.3件だった。
これらのトラブルを国際原子力事象評価尺度(INES)で評価した結果では、レベル0~7の7段階評価で、「レベル1(逸脱)」が中部電力・浜岡3号機でのハフニウム板型制御棒のひび確認の1件、「レベル0+(安全上重要ではないが、安全に影響を与えうる事象)」が3件、「レベル0−(安全に影響を与えない事象)」が10件、評価対象外が四国電力・伊方1号機の湿分分離加熱器からの異常音発生の1件だった。
一方、研究開発段階炉や、再処理施設、廃棄物管理施設などその他の原子力施設では、18年度に報告されたトラブルはなかった。【原子力安全・保安院】
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