【気象庁】2007.04.25 発表
気象庁は2007年4月25日、「北海道地方のさくらの開花時期は、平年並みの地点が多い見込み」という07年さくら開花予想第8報を発表した(注1)。
桜の開花は気温が高いと早まり、気温が低いと遅くなる。北海道地方の2月からこれまでの気温は、3月中旬と4月上旬を除いて平年より高く推移していたが、4月中旬は気温が平年より低く、下旬以降は、平年並みか平年より高い可能性が大きいことから、さくらの開花が平年並みと予想されたもの。
北海道地方の13地点の開花日をそれぞれ予想した内容でも、室蘭、江差、函館の3地点が平年より3日以上早いとされたが、他の10地点は平年並みとされている(注2)。
なお、4月26日までにさくらの開花が確認された地域は、南は種子島(鹿児島県)から北は青森(青森県)まで64地点にのぼっている(注3)。【気象庁】
(注1)1971年から00年までの30年間の累年平均値。さくらの開花予想では、平年値との差が2日以内の場合に「平年並み」、平年値より3日以上早い(遅い)場合に、「早い(遅い)」、平年値より7日以上早い(遅い)場合に「かなり早い(遅い)」と表現する。なお、北海道地方ではソメイヨシノの生育地が限られているため、他地域とは異なり、エゾヤマザクラ、チシマザクラを開花予想の対象種としている地点がある。
(注2)室蘭の開花日は平年より5日早い5月3日、江差は平年より3日早い4月30日、函館は平年より4日早い4月29日と予想されている。なお、今回の予想では3日以上遅いとされた地域はなかった。
(注3)これ以外に、1月から2月にかけて、沖縄県の5地点と鹿児島県・名瀬でヒカンザクラの開花が報告されている。
http://www.jma.go.jp/jma/press/0704/25a/sakura2007_8.html
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