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【国連】2007.04.17 発表

国連安全保障理事会 気候変動問題で割れる

 4月17日に開催された国連安全保障理事会で、気候変動問題が初めて議題に取り上げられた。これは、同理事会の4月の議長国を担当しているイギリスの提案によるもの。
 イギリスのベケット外務大臣は、気候変動は安全保障問題であり、これは狭い意味の1国の安全保障問題ではなく、「不安定で相互依存を強めつつある世界の集団的安全保障の問題」であると主張した。また、国連の潘基文事務総長も、気候変動は環境や社会、経済にとどまらず、平和や安全保障にも深刻な影響を及ぼすおそれがあると述べ、水や食糧をめぐって紛争が増加する、洪水や干ばつによって大量の難民が発生するといったシナリオを検討するよう求めた。
 一方、途上国は、気候変動問題を安全保障理事会で取り上げることに反発。中国の代表は、安全保障理事会は気候変動問題を担当する権限を有しておらず、また、幅広い参加に向けた意思決定を行うのに適切な場所ではない と主張した。また、G77の代表として、パキスタンも、経済社会の発展に関わるような事項は、経済社会理事会や国連総会の担当だと主張した。【国連安全保障理事会】

プレスリリース

http://www.un.org/News/Press/docs/2007/sc9000.doc.htm

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