山東省済南市環境保護局はこのほど、市内13企業が環境信用度等級を申請し、同局は審査を実施した。同時に同等級に合格済みの企業60社に対しても再審査を行った。
同局では公開性、公平性、公正性、客観性の四大原則に基づき、申請書類に対し審査を実施。書類審査の結果のほか、現場検査と企業内環境管理部門の日常管理状況と各データを根拠とし、3企業にAAA級を認定した。また2社をAA級に認定し、25社にA級を認定。そのほかB級は35社で、C級が5社、D級は3社になった。今回の審査作業では計23社が昇格を申請し、同局は最終的に12社に対し昇級を認定。一方、2企業がそれぞれAA級からA級、A級からB級に降格された。
　環境信用度等級の評価作業では、大部分の企業が例年以上に積極的に審査に参加し、同等級管理事業への認識が高まった。これら企業は専門管理部門を設置し、企業信用度等級の基準と規定に従い綿密な計画を立てた上で、企業内の汚染源に対し再検査を実施。問題点を重点的に改善した。
　また、これら企業はISO14001認証とクリーナープロダクションに対しても昨年以上に重視。環境汚染対策用施設を主体工事と同時に設計、同時に着工、同時に稼動することを目指す「三同時」制度や環境影響評価制度の実施状況についても、昨年に比べ大きな改善が見られた。【中国環境報】