【中国】2005.05.10 発表
雨水と汚水の分流技術採用により、北京市の河川・湖水質を改善し、大量の水を節約できる見通し。
同市で河川が汚染された後改善され、改善された後また汚染されるという悪循環に解決の糸口が現れた。専門家によれば、同市の河川・湖汚染には2つの原因がある。第一に同市の水資源は少なく、環境用水の供給が不足するため、河川・湖の水の補充が間に合わず、「腐水現象」がよく起こることである。第二に、同市では汚水と雨水を、同一の配管で流しており、大雨の際、大量の汚水が雨水と共に河川・湖に流れ込み、2度の降雨で清水が「臭い水」になっていた。現在同市では、この合流による汚染現象を改善中であり、昆玉河、清河、馬草河、凉水河上流などの主要な河川ではほぼ分流化作業が終わっている。
分流を全面実施することで、同市の大部分の河川・湖の水質を以前のIV・V類から現在のII・III類にまで改善でき、3~5年以内に同市の90%の水質を完全に改善できる見通し。【中国環境報】
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