【環境省】2007.05.15 発表
2007年5月21日から23日にかけ、タイのバンコクで「国際化学物質管理戦略(SAICM)アジア太平洋地域会合」が開催される。
SAICMは、06年2月にアラブ首長国連邦で開催された「国際化学物質管理会議(ICCM)」で国際合意された文書。2020年までに、化学物質が健康・環境への影響を最小化する方法で生産・使用されるようにすることを目標に据えつつ、科学的なリスク評価に基づくリスク削減、予防的な取組み、有害化学物質に関する情報の収集・提供、各国の化学物質管理体制整備、途上国に対する技術協力−−などの取組みを進めることを定めている。SAICMを推進するための事務局は、国連環境計画(UNEP)に設立されている(注1)。
今回の会合は、現在、アジア太平洋、アフリカ、ラテンアメリカ、カリブ海地域、中東欧、西欧その他の5地域ごとに進められている地域レベルでのSAICM推進のための取組みの一環として、開催予定で、アジア太平洋地域・各国政府の化学物質担当者、産業界や市民団体関係者、関係国際機関関係者らが出席する。
議題としては、アジア太平洋地域でSAICMを推進するための調整メカニズム、アジア太平洋地域・各国でのSAICMの実施、第2回ICCMの準備、財政的事項、今後のアジア太平洋地域会合−−などが議論される見込み。 【環境省】
(注1)各地域、各国、ICCMに参加した非政府機関はそれぞれ、SAICMに関するコミュニケーションを担う、フォーカルポイント(窓口)を決定することになっている。日本のフォーカルポイントはSAICM関係省庁連絡会議議長である環境省環境安全課長、アジア太平洋地域のフォーカルポイントは日本のフォーカルポイント所属行政機関の担当職員(環境省環境安全課担当者)とされている。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8371
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