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【中国】2005.09.05 発表

中国 ハルビン:闇のめっき工場が千トンの汚水を排出

 ハルビン市環境保護部門の調査によると、現在市内で最大数百の手作業仕事場的な違法めっき工場が存在し、汚水や廃棄物を排出している問題が深刻化している。少なく見積もって、1工場が日量10トンの汚水を流しているとすれば、日量1000トンの電気めっき廃水が処理されずに直接排出されていることになる。
 統計に入っている合法的企業100余社のめっき工場のうち、わずか十数社しか先進的な処理技術を導入しているところがなく、その他は従来の効率の悪い古い技術を使い続けている。これらのうち年間生産額500万元以上の企業は30余社しかなく、その他は年生産額数十万元から500万元以内の小規模工場である。このほか多くの違法な闇のめっき工場があり、閉鎖された大企業の中や都市住宅区、町などに分布している。
 業界関係者によると、これら小規模めっき企業の発展にはいくつかの特徴がある。第一に大多数が都市と農村の境部分に集中し、あまり知られていない。この地域は人口構成や地理が複雑で、管理部門の盲点になりやすいためである。第二に外地からの経営者が増えている。近年外地経営者は経済状況が良好で生産規模が拡大し続けている分野に注目してきた。第三にこれら闇のめっき工場には環境保全設備がない。
 不公平な競争のため、一部の規模の大きいめっき工場は汚染処理能力があるものの、環境保護部門の現場検査が弱い状況では、環境保全設備を正常に稼動させずに違法に汚染排出する現象も見られる。闇のめっき工場は廃水を地下に流し、地下水源の深刻な汚染を招いている。【中国環境報】

プレスリリース

http://www.cenews.com.cn/news/2005-09-05/49066.php

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