「山西省大気汚染物中距離移動の北京への影響」研究が専門家審査を通った。この研究では典型的天候過程と各季節での北京大気質への影響を定量的に分析している。8月では北京大気の1/3で山西省の大気汚染物質の影響を受けている。
　この研究課題は、同省発展改革委員会が中心となり、関連の専門家の参加の上で、山西省と北京市の研究レベルを生かすものである。同省の経済と環境の調和的発展に注目し、各種のモニタリング技術や革新的な区域環境汚染特性数値モデルシステムを有機的に結びつけ、同省大気汚染の省内と周辺地区、特に北京五輪期間中への影響に注目した。大気低層の大気汚染を招く気象条件を分析し、前方・後方場所なぞらえ法により山西省大気汚染物の北京への移動ルートを探った。区域環境汚染特性を高く反映できる数値モデルシステムを作り、山西省大気汚染物が北京に大きな影響を与えていることを証明した。この研究の主要成果は、北京の大気環境改善に役立てられるだけでなく、同省大気汚染改善に重要な科学的根拠を示した。【中国環境報】