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[海外エコニュース一覧]

【中国】2005.09.22 発表

中国 9月22日は国際ノーカーデーに

 9月17日、上海の500人の環境NGOボランティアが自転車で徐家匯地区を渡った。自動車社会が押し寄せている中で、伝統と自然への回帰を訴える声も現れた。
 国際ノーカーデーは1998年フランスで生まれた。この都市の9月22日、フランス35都市の市民が自主的にマイカーをやめた。1年後、今度は66都市とイタリア92都市がノーカーデー活動に加わった。2000年にはEUの環境政策に組み入れられた。この日は欧州ノーカーデー、国際ノーカーデーと発展していった。
 現在北京市の自動車保有台数は241万台、毎年1000台ずつ増えており、自動車によるエネルギー消費量は莫大な数になる。環保総局の予測によると、中国自動車排気ガスによる都市大気汚染の寄与率は79%になる。世界銀行の評価によると、大気汚染による医療コストの増加はすでにGDP5%を占めるに至った。米国は、家族が喘息にかかっている外交官を中国に派遣しないという方針を出しているという。また渋滞も深刻で、北京市の交通渋滞による経済損失を計算したところ年間60億元、北京市民一人当たり年間400元の損失になるという。
 ノーカーデーの意義は、公共交通や自転車の利用や徒歩を勧め、日頃の生活スタイルを見直してもらおうというものである。皆が便利さや速度を追求してマイカーを利用すればするほど、交通渋滞や環境汚染を招くという現実に対して反省をしてもらうことを目指している。【中国国家環境保護総局】

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