【中国】2005.09.26 発表
国家環境保護総局生態保護司の主催、国家環境保護農業廃棄物工程技術センターの実施により、全国家畜養殖廃棄物・農業くずわら総合利用技術シンポジウムが9月18日~21日に遼寧省興城市で開催された。
会議では、中国は毎年19億トンの家畜糞尿と6億トンくずわらなど大量の農業廃棄物が発生しており、そこには大量の養分とエネルギーが存在し、大きな潜在的資源である。これら資源を総合利用することで、中国農村の環境の悪化状況を食い止められるだけでなく、経済的利益をもたらし、農民の収入増加、農村社会の発展に貢献できる。農業廃棄物の総合利用産業化は、現在の農村環境保護事業の重要部分である。
米国カーネル大学教授は、500頭の乳牛場の糞尿はメタン回収システムにより電力と熱量を取り出し、自家使用分を除いても売電による利益が確保でき、バイオ技術利用により200ガロンのバイオディーゼル油を取り出すことができると講演した。【中国環境報】
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