【中国】2005.11.17 発表
2004年末、全国にすでに2000万kW分の火力発電機で排煙脱硫施設があり、年間の脱硫能力は約180万トンになる。5万kW火力発電機脱硫工程を実施できる企業は30以上あり、年間生産額は300億元以上になり、それぞれ前年より4倍加した。2006年末には全国の排煙脱硫施設を導入した火力発電機総容量は6000万kW、年間の脱硫能力は260万トンになるという。
第10次五ヶ年計画で二酸化硫黄排出目標は達成されず、今後も当分は酸性雨と二酸化硫黄による汚染対策が、中国環境保護の重点となる。現在、「火力発電所脱硫施設環境保護監督管理方法」(パブリックコメント版)が各方面からのコメントを募集しており、近く環保総局により最終修正が行われて公布される。この管理方法はコジェネ、自家発電を含む全ての火力発電所の脱硫施設の環境保護監督管理に適用される。火力発電所脱硫設備の取り付け、環境保護面での検収項目、脱硫施設の運行管理や違法行為に対する処罰などが具体的に定められている。これにより2010年に3億kW分の火力発電脱硫施設導入を目指す。【中国環境報】
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