【フランス】2007.05.09 発表
フランス エコロジー・持続可能な開発省は、節水対策に関する声明を発表した。
3月の時点では降水・降雪量は十分だったが、4月は暑く乾燥していた。ピレネー地区の一部だけ、この時期に多くの降雨量に恵まれたが、現在は、ピレネー東部、地中海周辺、オーベルニュ南部、ローヌ川流域、パリ盆地で水不足が懸念されている。
各知事は現在、県の乾燥委員会を招集している。取水制限の詳細を示す条例は、87県で採択されている。現在、大規模な節水対策がとられているのは、パリ盆地の3つの県(オワーズ、ラセーヌエマルヌ、エソンヌ)のみである。
いずれにしろ、気温の高い状況が長く続くと、水の需要が高まる期間が早まる可能性がある。フランス北部の4月の水不足は、一部の農地に著しい悪影響をもたらしている。
気候変動により、乾燥にさらされている地区は、今後さらに広がるものと思われる。水資源がより貴重になった場合に備え、水利用を改善するなど、乾燥リスク対策を準備する必要がある。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
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