【中国】2006.02.16 発表
北京市初の大規模な省エネ小区である朝陽区―慈雲寺グリーン環境小区が竣工した。この小区は3万平方メートルで、雨水回収再利用、太陽エネルギー利用、緑地へのマイクロスプリンクラー灌水などの省エネ、節水システムにより、毎年5400トンを節水し、照明用電力5000kWhを節電し、しかも緑地の灌漑死角はなくなった。
同小区の雨水利用・緑地灌水システムには240万元を投じ、小区の道路を雨水収集面とし、道路脇に雨水収集管網を整備し、人工的に傾斜を設けて汚染除去池に流れ込むようにした。緑地道路には透水性レンガを4500平方メートル分敷き詰め、集め切れなかった雨水は下にしみこんで地下水を補う。自動スプリンクラーシステムは10区画、総面積7558平方メートルの緑地に11の散水栓を設けており、雨水が同システムの管網を通って緑地散水栓に届き、散水栓から緑地に灌水され、100平方メートル足らずの緑地も灌水できる。
専門家によると、この小区は1.5万平方メートルの地面で雨水を収集でき、実際の散水期間を年間240日で計算すれば、収集した汚水は小区の緑地灌水の需要を満たすことができ、年間で1.7万元を節約できるという。【中国環境報】
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