【中国】2006.03.23 発表
3月はじめ、欧州委員会は「2005年非食用危険消費製品年度報告」を公表した。同報告でEUは中国から輸入した電気製品、玩具等商品の安全上の問題点を列挙した。同報告をまとめたEU衛生・消費者保護総局の担当者によると、EUは電気製品や玩具等製品の安全検査を特に重視しており、これらは消費者に直接関係し、特に子供の安全に関係しているためである。中国製品に存在する主な問題は感電や引火等の危険性である。中国製品、特に玩具類の設計方針を改善し、EUとの協力を強化することで、中国の生産メーカーにEU基準を普及することを提言している。
EUにとって、問題の抜本的な解決に至らない場合はEU消費者の安全を守れないとしており、中国にとってはEU基準を知らないことで中国企業が損害をこうむるとしている。このため双方が協力を強化することは、双方が利益を得るよい方法だとしている。【中国環境報】
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