【中国】2006.08.17 発表
2010年以前に、上海市は一連の建築用二次給水施設を全面的に改造する。この予算45億元の事業により、家庭水道の蛇口から流れ出た「黄色い水」現象は姿を消す。事業全体は12万個の水タンクに強化プラスチック製内装を施し、中心都市部の300万個の水量計を取り替え、8000余りの地下貯水池と1.5万kmの水道管を改修する。
上海市水務局の担当者によると、今回の主な改修は、材質劣化などによる一部の給水管網の二次汚染問題を解決するためのものである。改修予算は40億~45億元で、補修基金・水道会社・政府補填による三者共同出資とする。
主な改修対象家屋は、2000年以前に建造された地区である。当時使用されていた水道管は亜鉛メッキ鋼管であり、この類の水道管は水に接する年数が長くなると酸化反応を起こしやすくなり、早朝住民が起きて洗眼歯磨きをする際に蛇口をひねると、はじめに黄色の水が出てくるようになる。
同事業を速やかに進めるため、上海は今年、すでに市南部・市北部・閔行・浦東の4大水道公司管轄区内で実証を進めており、現在実証区総面積は200万平方メートルになる。【中国環境報】
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