【中国】2006.09.28 発表
先日、北京市工商局は児童用品の抽出検査の結果を公表した。結果では、学生がよく使用する修正液の有害物質ベンゼンの含有量が基準値を超えていることが発見され、晨光ブランドの修正液には基準値の50倍以上ものベンゼンが含まれていた。規定によると、発ガン性が強く、肝臓に悪影響を及ぼす塩素化炭化水素は修正液中に検出されてはならない。しかし今回の品質モニタリングで8つのサンプルから塩素化炭化水素が検出された。
今回のモニタリングでは『冷酸賢』と『美加浄』の2つの児童用歯ブラシが安全上の問題で不合格であった。検査で歯ブラシの先端に鋭いささくれが発見された。使用時に口腔に突き刺さり、歯茎を傷つける。玩具品質モニタリングでは23のサンプルから不合格がでた。その中で汕頭市世紀友誼玩具有限公司のプラスチック玩具車上の黄色、赤色のペンキに含まれる鉛、クロムが基準値を超えていた。今回のモニタリングでは14の子供服サンプルのpH値が基準値を超えていた。これはこれまでの抽出検査中で最も深刻な結果である。いくつかの有名ブランドが販売している子供服もリストに載った。
現在、北京市工商局は今回の抽出検査で明らかになった79種類の健康に悪影響を及ぼす子供用品に対して強制市場撤去令を発した。もし消費者が上述の不合格商品を購入した場合、購入証明を基に販売元に対して返品を求めることができる。【中国環境報】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.