【中国】2006.10.17 発表
北京で開かれた環境毒性・化学学会アジア太平洋会議で、金属元素環境汚染を制御する有効な方法を模索する国際協力プロジェクトが始まった。同プロジェクトはオーストラリア連邦科工が組織し、中国科学院と中国農業科学院の専門家が提携して実施する。プロジェクトは国際資源・エネルギー会社のRioTinto社、国際銅業協会と国際ニッケル製品環境研究協会の資金援助を得ている。
この協力プロジェクトの目的は、中国の典型的土壤特性に対する土壤の銅、ニッケル汚染生態毒性効果研究を行い、土壤の銅ニッケル含有量の安全な科学的基準制定の根拠とすることである。本プロジェクトは中国の異なる土壤・環境条件に対し、一連のフィールド・実験室でシミュレーションを実施し、全面的に土壤中の銅とニッケルの環境への毒性効果と反応を解明する。
これらデータと既存のデータと比較分析し、モデルを作り、各種環境条件下の銅ニッケル毒性効果を解釈でき、地域別の土壤銅ニッケル汚染による生態リスク評価システムを構築する。【中国環境報】
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