【中国】2006.11.14 発表
10年間にわたったESCOプロジェクトは先日、総括会議を開催した。同プロジェクトは、世界銀行と地球環境基金が中国で実施した省エネ促進プロジェクトで、1997年から実施し、大きな経済・社会効果をもたらし、毎年石炭換算151万トンの省エネ能力を生み出し、二酸化炭素排出削減効果は毎年145万トンに達した。
プロジェクト第一期の実施重点である北京・遼寧・山東のモデル型ESCO企業3社は、顧客405件に対して475件の省エネ事業を実施し、総投資額は13.31億元、ESCO企業は4.2億元の純収益を得たが、顧客の純収益はESCO企業の8~10倍となった。事実からも明らかなように、これは互恵型の市場メカニズムであり、顧客とESCO企業の収益はプロジェクトに由来するもので、顧客は省エネ利益を得て、ESCO企業は利潤と社会・環境的利益を得た。【中国環境報】
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