【中国】2006.12.28 発表
上海市建築省エネ協会は関連部門と提携し、公共建築省エネ課題について検討を進める。そのうち省エネ効果に影響するものの一つがガラス膜であり、将来省エネ研究の重点対象になる。近く、同市公共建築のガラスに「断熱膜」を貼り付ける。
断熱ガラス膜技術は今年すでに閔行区省エネエコ小屋など9ヶ所の住民アパートで実証事業が実施されたが、07年よりオフィスビルで大規模な普及が行われる。
断熱膜の原理は簡単で、ガラスの外側に一層の薄膜を貼り付けた後、膜内の化学材料の組合せにより、空気中の熱エネルギーを直接反射させ、直射日光による室内温度上昇を避ける仕組み。
省エネの専門家によると、特に夏の日差しが強い時、断熱膜の効果は大きく、エアコンの室内温度上昇による冷房時間を抑え、約10%省エネできる。
ガラスに膜を貼ることで視線がさえぎられないよう、現在すでに研究・開発された断熱膜は主に緑茶褐色と透明の二色がある。構想では、実証事業が成功すれば、関連部門は07年に公共施設ガラスにこの「断熱膜」を貼る予定である。【中国環境報】
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